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UK
イギリスにはフルブレックファストという伝統的な朝ごはんがあります。イギリスの小説家サマセット・モームが「イギリスで美味しい食事がしたければ、1日に3回朝ごはんを食べればいい」という言葉を残したほど美味しくて充実した朝ごはん。今ではゆっくりできる週末の朝に食べられることが多くなりましたが、カフェやパブでは週末の朝に限らずいつでも食べることが出来ます。フルブレックファストは貴族が食べていた朝ごはんでしたが、産業革命の頃に1日を通して忙しく働かなければいけなかった労働者向けの朝ごはんとして一般に定着しました。インゲン豆をトマトソースで煮たベイクドビーンズ、スクランブルエッグ、小麦粉が入った柔らかめのソーセージ、揚げたフライドブレッドとジャガイモのハッシュブラウン、当時の衛生状態から火を通すことが伝統的に残っているトマトとマッシュルームといった定番のメニューが一つのお皿に並びます。