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Peru

アボガドも朝食べることが多く、自転車の荷台にアボガドを乗せたスタイルのアボガド売りが売りに来ます。アボガドと塩をコップに入れて潰してパンに挟んで食べる pan con paltaという食べ方がポピュラーです。

タマルTamalはバナナの葉で包んで蒸したトウモロコシ粉のチマキ。トウモロコシはモテという白くて大きい粒の種類が使われます。中に肉・玉子・オリーブの実・ピーナッツ・唐辛子が入っています。朝に食べることが多く、タマレロというタマル売りがサトウキビのカゴにタマルをたくさん入れて売りに来ます。一緒にパンを買うことが多いので朝の時間にパン屋の前でよく売られます。複数形はタマレスTamales。タマルはタマレロから買って家で食べるのが一般的で、家庭で作ることはほとんどありません。外で食べたいときは市場(メルカド)に行くと食べることが出来ます。 

 

ペルーの人は脂っこい肉が大好き。朝から脂身の多い豚肉を焼いたチチャロンChicharrónを食べます。赤玉ねぎのスライスを酸味のあるさっぱりとした味付けにしたサルサ・クリオージャSalsa Criollaと一緒に食べます。 日本より甘みの強いサツマイモを揚げたポテトチップスも朝よく食べます。

 

朝は温かい飲み物(ベビデカリエンテ)を飲むことが多いです。ホットミルク(ペルーでは必ずミルクは温めてから飲みます)、ホットチョコレート、マンサニージャ(カモミール)やアニスのお茶など。

 

ポンフランセースという丸い形の外はパリッとして中は柔らかいパンを朝よく食べます。パンは家で焼くことはほとんどなくパン屋で買います。チチャロンとサルサ・クリオージャとサツマイモチップスを挟んでサンドウィッチにします。

 

エモリエンテemolienteという大麦を鍋で煮込んだ温かいハーブティーを朝と夜の寒い時によく飲みます。屋台で売られていることが多いです。屋台にはいくつかの生薬エキスが並んでいて、お好みで入れてもらいます。

 

国旗があらわしているもの

中央にペルーに生息するビクーニャという動物、キヌアの木、金貨が描かれていて豊かさを表しています。

 

ナスカの地上絵や空中都市マチュピチュがあったインカ帝国がかつて栄えたペルー。首都リマがある沿岸部、アンデス山脈が走る高地部、アマゾン川流域の熱帯雨林という3つのエリアから構成される多様な環境をもつ国です。近年は豊富な鉱山資源や水産資源をもとに経済成長中です。

 

ペルーのおはようは「Buenos días ブエノスディアス」、よい朝という意味です。あいさつをするときは異性の場合は片側の頬に一度だけキスをします。同性の場合はハグをする程度。

 

コカの葉は高山病を防ぐ効果があり、マチュピチュやクスコなどの標高が高いエリアではよくコカ茶が売られています。コカの葉をガムのように噛むだけでも元気が出ます。ただし、日本国内には輸入規制品にあたるので、持ち帰ることはできません。

スーパーフードとして近年日本も注目されているキヌアはペルーで昔から食べられているとても栄養のある木の実です。ペルーの国旗にもキヌアの木が描かれています。

 

ペルーにはauquenidoという動物がいて主に毛を織物に使います。日本でもおなじみのアルパカやリャマのほかに、日本ではあまり馴染みのないですが、一番高級な毛がとれるビクーニャの3種類のauqenidoがいます。

 

ペルー共和国Republic of Peru ☆ 首都:リマ ☆面積:129万㎢(日本の約3.4倍) ☆ 言語:スペイン語 

☆民族:先住民45%・混血37%・欧州系15%・その他3% ☆宗教: 国民の大多数はカトリック教 ☆ 人口:3,081万人 

☆ 一人当たりGDP:6,390米ドル(日本46,537米ドル)

 

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