Netherlands


朝は自転車に乗って職場に向かう人が行き交うオランダ。ライフスタイルは豊かなのに、食に関心が少ないオランダの朝ごはんはとてもシンプルです。基本的に朝は火を使いません。スーパーマーケットで購入しておいたスプレッド、ハム、チーズなどをパンと一緒に食べます。パンも温めません。オランダ特有の粒状のスプレーをバターを塗ったパンやビスケットにかけて食べます。キッチンはピカピカです。



小ぶりな白パンWitbroodや黒パンBruinbroodにピーナッツバターCalvé pindakaasやヌテラnutella、卵のスプレッドを塗って食べます。

オントバイトクックOntbijtkoekは訳すと朝食ケーキ。名前のとおり朝ごはんに食べるケーキです。ライ麦をベースに黒砂糖やスパイスが入っていて、バターを少し塗って食べます。
丸いラスクBeschuitの上にのせて食べるマウシェスMuisjes。アニスシードを水色とピンクの砂糖でコーティングしたものです。子供が生まれた時に男の子には水色のマウシェス、女の子にはピンクのマウシェスを贈る習慣があります。

朝ごはんには紅茶Zwarte theeをよく飲みます。Pickwickというブランドのティーバッグで淹れた紅茶に冷たいミルクを注いで飲むことが多いです。
粒状のハーゲルスラハHagelslagとフレーク状のフロッケンVlokkenというチョコレートのふりかけをパンにかけて食べるのもオランダの伝統的な朝ごはん。

薄くスライスしたハムやサラミ、スライスしたチーズもパンと一緒に朝ごはんでよく食べます。

国旗があらわしているもの
赤は国民の勇気、白は信仰心、青は祖国への忠誠を表しています。オランダの旗は世界で最初の三色旗(トリコロール)とされています。赤い色はもともとはオレンジ色でした。オランダのロイヤルカラーに由来しています。現在でもオランダのナショナルカラーはオレンジでサッカーオランダ代表のチームカラーもオレンジです。





オランダは鎖国時代の日本と唯一外交関係を維持したヨーロッパの国。個人を尊重する寛容な国で、一部の麻薬や同性愛も容認されていますが、秩序がきちんと保たれている進歩的で大人な国。

オランダのはおはようは「Goedemorgenフーイェンモルヘン」、よい朝という意味です。世界一背が高いオランダ人。

デザイン性が高く先進的な工業製品が街に溢れる一方で、日本人がびっくりするほど傾いた古い建物でも大切に使い続けています。建物はほぼレンガで造られています。

オランダの人の昼ごはんは朝ごはんとあまり変わりません。パンとスプレッドなどをサンドイッチにして職場や学校に持っていきます。

そして夜ごはんは毎日、ジャガイモとエンダイブ、ザワークラウトなどを潰したスタンポットStamppotとソーセージなどのお肉料理を食べています。この時スタンポットは主食なのでパンは食べません。オランダの人は料理にあまりこだわらず、朝昼晩ごはんともシンプルでワンパターンです。

オランダの国土は平坦なところが多く自転車で走るのに最適。国中に自転車レーンが整備されています。オランダの自転車はちょっと旧式で重厚なつくりのOma fietsと子供や荷物を運ぶ自転車Bak fietsがあります。

オランダの家は夜もカーテンを閉める習慣があまりありません。オランダ人曰く「近所の人たちと親しいから気にならない」そう。日本人にはよくわからない感覚のようです。

アップルパイはオランダのカフェメニューにたいてい載ってる国民的なデザート。日本人がイメージするアップルパイと違ってタルトのような生地にりんごがぎっしり。たっぷりのホイップクリームと一緒にいただきます。

街中いたるところにフライドポテトfritsやコロッケ(俵型のKroketや小さいボール型のBitterballen)、ニシンの酢漬けHeringなどの屋台があり、気軽に食べ歩きが出来ます。オランダではフリッツにマヨネーズをたっぷり付けて食べるのが一般的。
オランダ王国 ☆首都:アムステルダム ☆面積:41,864㎢(九州とほぼ同じ) ☆民族:ゲルマン系83% ☆公用語:オランダ語 ☆宗教:キリスト教(カトリック27%、プロテスタント16.6%)、無宗教・その他(48.4%) ☆人口:1,679万人 ☆一人当たりGDP:47,634ドル(日本の一人当たりGDP:46,537ドル)