Jordan

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ヨルダンは「コムギ・ナン・オリーブ・タービル食文化圏」。タービルはアラビア語で香辛料のこと。強烈な香辛料を多用するのが特徴です。地中海周辺のアラブ諸国はほとんどがこの食文化圏に属し、もともと同じ国だったりするので食文化も似通っています。朝は近所のパン屋にピタを買いにいって、冷蔵庫に冷やしてあるホンモスやババガンヌーシュと一緒に食べるのが一般的です。

ピタPitaは中東で日常的に食べられているイーストを加えて1時間ほど発酵させたパン。中空になっているので、ファラフェルなどを挟んでサンドイッチにして食べることが出来ます。

ファラフェルFalafelは中東から北アフリカまで広い地域で食べられている団子形の豆コロッケ。ヨルダンあたりではひよこ豆ですが、エジプトではそら豆になります。

茹でたひよこ豆にオリーブオイル、ごまペーストTahiniなどを混ぜたペースト、ホンモスHummus。盛りつける時にくぼみを作ってオリーブオイルを注ぎます。

アラブ地方の細かく野菜を刻んだサラダ、ファットーシュFattoush。オリーブオイルとレモンとザクロのシロップのとレッシングをかけます。日にちが経って固くなったパンを揚げて混ぜるとおいしい。

ホンモスのひよこ豆の代わりに焼きナスを入れたペースト、ババガヌーシュBaba ghanoush。どちらもピタにつけて頂きます。

朝は煮立てた上澄みを飲むトルココーヒーがよく飲まれていますが、甘いミントチャイもよく飲みます。カルダモンや松の実などを入れるとリッチな味わいになります。

国旗があらわしているもの

黒・白・緑は古代の3つの王朝を表し、赤は革命の色で現ハシェミット王朝を表します。7つの光を放つ星はイスラム教の聖典『コーラン』の一説を表しています。

 

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地中海と紅海に挟まれた交通の要所で、聖地エルサレムにも近いため、昔から争いの絶えない地域です。かつてイギリスとフランスによって引かれた国境は直線的です。

ヨルダンとイスラエルの間にある死海。世界一海抜が低い場所で、水がどんどん流れ込んでは蒸発するので生き物が生息出来ないほど高い塩分濃度です。誰でもプカプカと浮いてしまいます。とれる塩はミネラルたっぷりでしょっぱいとうよりとても苦い。

ヨルダンのおはようは「sabah l kheirサバーヒルヘイル」、よい朝という意味です。食事の前と後には「Besmillahビスミンラ~」と言います。Besmillahは神様の名前です。

旧約聖書にも登場する街や5000年前の道など桁外れの歴史があるヨルダン。有名なペトラ遺跡は映画『インディー・ジョーンズ』(米 ’89)の舞台にもなりました。

イスラム教徒の食べ物は、食べることが許されている「ハラル(汚れてないものという意味)」と、食べてはいけないもの「ハラーム」に分けられます。イスラム教ではお酒や豚肉はもちろん、他の動物も定まった殺し方をしないと食べてはいけません。最近は日本でも、ハラルの認証マークを見かけるようになりました。

サラートsalātとは礼拝のこと。ヨルダンはイスラム教の国なので、ヨルダンの人は毎日5回聖地メッカ(現サウジアラビア)に向かってお祈りします。

映画『アラビアのロレンス』(英 ’62)のモデルになった実在のイギリス人将校ロレンス。彼の任務はオスマン・トルコからアラブを開放することでした。その主な舞台が現ヨルダンです。その後の西欧列強の支配から彼の評価は意見の分かれるところ。

アラブの男性が頭に巻くカフィーヤKafiyaの柄や色は着用者の出身を現しています。巻き方にも意味があります。

国土の70%が砂漠で水が湧いたところにオアシス都市を築いてきたヨルダンは今でも水がとても貴重。水を各家庭の屋上にあるタンクに貯めて、それを飲み水、洗濯の水、トイレの水と順番に使います。

ヨルダン・ハシェミット王国 ☆首都:アンマン ☆面積:8.9万㎢(日本の約4分の1)☆民族:アラブ人 ☆公用語:アラビア語 ☆宗教:イスラム教 93%☆人口:646万人 ☆一人当たりGDP:4,950ドル(日本の一人当たりGDP:46,537ドル)

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